RC工法の概要
地球は太陽エネルギーによって生きています。
そして人間はその地球という自然環境の変化に敏感に対応し生きてきました。 
ところが、気が付けば大気や水質の汚染、気温の上昇・・自然と人間とのバランスが崩れ始めています。
そこで、ゴミとされ見捨てられていた自然の素材にもう一度 命を吹き込み、再生し、利用する。
これが「RC工法」の発想です。
RC工法(Recycle Cedar&Cypress)とは・・・
RC緑化とRC浄化
フィトンチッド
自然をバックアップ
「RC工法」では、スギ(Cedar)、ヒノキ(Cypress)の持つ漢方的特性に注目しました。
これらの植物の樹皮をリサイクルし、自然環境の再生に役立てて緑化に貢献する「RC緑化」。
そして水流発生装置を組み合わせ水質浄化をする「RC浄化」。
RC工法」は地球環境の改善、保全をバックアップします。


木々の発するフィトンチッドの効用が叫ばれ、近年、森林浴が注目されるようになりました。
RC工法」もフィトンチッドの植物の根腐れを防ぎ、害虫・雑草を抑制するなどの優れた有用性に着目。
スギ、ヒノキの樹皮は特にフィトンチッドに優れ、腐りにくい繊維質。
土中に入れ攪拌するとクッション性のある復元力や風雨による流出の防止、保肥力のアップなどの効果があります。

公園、スポーツターフ維持のために使用する農薬、肥料は、いまや想像を絶する量となっています。
その80%は河川を通り湖、海へと流出し「アオコ」の発生など、生物の生態系を大きく狂わせています。
RC工法」であれば自然的支援により強い植生を得、自然のサイクルを取り戻すことも不可能ではありません

スギ [Cedar]ヒノキ[Cypress]の樹皮を特殊加工し添加物・粒状炭を配合した100%自然素材のリサイクル多目的環境保全型工法。
「自然にやさしい、品質に優れている、価格が安い」をキーワードに、森林組合・森林組合連合会等が全国CC緑化協会と共に開発した工法です。
客観的な評価として
国土交通省 新技術情報システム”NETIS番号KK-990028”にて「自然素材を広範囲に使用することにより動植物の生育空間を広げることに貢献している」との評価を得ており、国の直轄機関を始め、全国各地でその効用が確認されています。
リサイクルの発想
RC抗菌性樹皮繊維

 

ターフグランド
RC抗菌性樹皮繊維を適正量含有させることで  クッションがあり安全性の高いスポーツ傷害を防止することのできるグランドが実現しました。
またこれは抗菌性、病害虫抑制力のアップにもつながり、無農薬、無除草により近づくことができました。
ニーズに合わせた透水性・保水性調整ができるため現地土が利用でき、排水設備工事も軽減。
工事費もローコスト化できます。
さらには河川・湖沼への流出が防げ、環境汚染の防止にも貢献。
気相.液相.固相と適正状態を作り出すことにより根の強い芝を保持することができます
<特徴>
1.クッション性に富み安全性が高い
2.スポーツ傷害を防止
3.環境汚染を防止
4.土壌病害虫を抑制
5.根腐れを防ぐ
クレーグランド
法面緑化
マルチ緑化
<特徴>
1.クッション性に富み、安全性が高い
2・排水性が極めて良く、年間の利用率が
  大幅にアップ
3.砂埃が少なく、近隣からの苦情も
  持管理費が少ない
5・現地土をリサイクルできる
RC工法の最大の特性不朽性により 透水性、保水性のバランスが調整でき、表土の飛砂、泥化を防止。
クッション性の高い、スポーツ傷害防止に有効なグランドをリクレイ(現地土のリサイクル)により形成できます。
さらにその抗菌性はスギ、ヒノキの特性により長期間持続。
スポーツ環境に最適なグランドを維持することができます
<特徴>
1.風雨で飛散流出しない
2.客土不要
3.雑草の発生が少ない
4.ハゲない、くずれない
在来工法は吹付後の雨に起因する法面流出・肥料・種子の流出により良質な植生基盤ができず、草枯れ、雑草など多くの問題を抱えてきました。
その点RC工法は吹付時に毛布状に絡み合い、法面と一体化し流亡を防止。
抗菌性、病害虫抑制力に優れているなど植物の生育にも好条件が整っており、長期に渡るローコストな法面保地が可能です
また植生力が強いうえに、外部からの侵入が困難な基盤であるため雑草も抑制。
保肥性の高さは河川、湖沼、池の汚染防止にも貢献します
<特徴>
1.風雨で飛散流出しない
2.冬期の地質保護、夏期の地温上昇防止
3.雑草が発生しにくい
4.土壌の水分蒸発を抑制
5.抗菌作用がある
雑草が発芽するための酸素や光を遮断することで発生そのものを抑える。
RC工法ならではの特性により、除草の手間が大幅に低減できます。
また土からの水分蒸発を抑える特性も持つことから、灌漑の手間も省けます。
断熱性に優れ、夏の気温上昇、冬の温熱低下を防ぐ効果や土砂の流亡、強風による飛散を防ぐ効果も特性です。
キク・バラなど低花木に使用すれば泥跳ねを防ぎ、病害虫の伝染防止にもつながります
屋上緑化
<特徴>
1.繊維質のため軽量で根絡みが良い
2.排水性が良い
3.保水力・保肥力に優れる
4.風雨による転倒に強い
病院、学校の屋上グランド等に多く採用されています。
抗菌性が高く、病原菌の抑制力にも優れていること、また無農薬、無除草剤を目指す環境保全型工法であることなどがその要因としてあげられます。
さらに繊維質のため軽量で、根絡みがよく排水性・保水性・保肥性・保温性にも富み、自然素材であるため、構築物に与える影響が少ないことも利点です。
工場の屋根等の緑化にもローコストで対応することができます。


RC工法の特徴
RC工法の用途例